野菜の値段、高くなりましたよね……。
買うたびに、「もう少し安くならないかな」と思うこともあるでしょう。
そこでおすすめしたいのが、ベランダやプランターを使った家庭菜園です。
「家庭菜園なんて、広い庭がないとできないのでは?」
と思うかもしれません。
でも、大丈夫です。
プランターが置けるスペースがあれば、家庭菜園は始められます。
そして、どうせ育てるなら「節約につながりやすい野菜」を選びたいですよね。
この記事では、プランター栽培やベランダ菜園でも育てやすく、収穫量や育てやすさを考えるとコスパの良い野菜を7つ紹介します。
家庭菜園で「コスパが良い野菜」を選ぶ5つの基準
家庭菜園で節約したいなら、「種」を選ぶだけではありません。
最初にかかる費用と、その後、どれくらい収穫できるかです。
私の考える「コスパの良い野菜」の基準はこの5つです。
①たくさん収穫できる
一度収穫して終わりではなく、何度も収穫できる野菜は良いです。
ニラや小ネギのように、収穫してまた伸びてくる野菜は、少ない費用で長く楽しめます。
ミニトマトやキュウリのように、シーズン中に次々と実がなる野菜もおすすめです。
②安く始める
苗や種の購入だけではありません。
プランター、土、肥料、支柱など、最初に必要なものは全部考えましょう。
高い道具を揃えすぎると、節約どころか「高級野菜」になってしまいます。
最初は、必要最低限で十分です。
③手間がかからない
どれだけたくさんの収穫ができても、毎日細かいお世話が必要なら続きません。
水やりや追肥の負担が少なく、多少放置しても耐えてくれる野菜は、家庭菜園初心者に向いています。
「続けられる」というのは、コスパ最強になりやすいです。
④早く収穫できる
収穫までの期間が短ければ、その分だけプランターを使い回せます。
小松菜などの葉物野菜は、比較的短期間で収穫できます。家庭菜園との相性が良いでしょう。
⑤普段の料理で使いやすい
たくさん採れても、あまり食べないのであれば節約になりません。
毎日の料理で、よく使う野菜を選ぶことです。
ネギやシソ、パセリなどの薬味なら、「少しだけ欲しい」という場面が多いですよね。
こうした野菜を自宅で収穫できると、買い物の回数を減らせます。
コスパ最強のポイントは「何度も採れる」こと
家庭菜園で節約を考えるなら、「何度も収穫できる野菜」はかなり有力です。
大きく分けると、2種類あります。
・1つ目は、ニラやネギのように、収穫しても再び伸びてくる野菜です。
・2つ目は、トマトやキュウリのように、収穫シーズン中に次々と実がなる野菜です。
前者は、長期間コツコツ節約できます。
後者は、夏場に一気にたくさん収穫できます。
最初の一鉢なら、ニラやネギをおすすめします。
プランター栽培OK!コスパ最強の「節約野菜」7選!!


ここからは、ベランダやプランターでも育てやすい野菜を紹介します。
1位|ニラ


一度植えると、根元を残して収穫することで再び伸びてきます。
何度も収穫できます。苗や種にかけた費用を回収しやすい野菜です。
プランターでも育てやすいので、ベランダ菜園にも向いています。
餃子、炒め物、卵料理など、使い道も多いですよ。
2位|万能ネギ


万能ネギ。
大きなスペースを必要とせず、プランターでも育てやすいのが魅力です。
必要な分だけ切って使えるので、料理のたびに少量のネギを買う必要がなくなります。
しかも、根元を残しておけば再生させやすいです。
私も、スーパーで買ったネギの根を植えて育てたことがあります。
3位|小松菜


小松菜も節約向きの野菜です。
成長が早く、種から育てても比較的短期間で収穫できます。
収穫したあとに、また種をまく。
繰り返せば、限られたプランターを効率よく使えます。
味噌汁、炒め物、和え物など、使い道も豊富です。
「収穫までの早さ」と「使いやすさ」のバランスが良い野菜です。
4位|ミニトマト


夏の家庭菜園なら、ミニトマトは外せません。
プランターでも育てやすく、条件が合えば一株からたくさん収穫できます。
支柱や誘引、水やりなど、ニラやネギよりは手間がかかります。
その分、収穫量で楽しませてくれる野菜です。
食べきれない場合は、冷凍したり加熱調理に使ったりできます。
5位|キュウリ


キュウリも、収穫量を狙うならおすすめです。
つるをネットなどに這わせて、上方向に育てることができます。
支柱やネットが必要になります。
水切れにも注意が必要なので、「手間をかけてもたくさん収穫したい」という方向けです。
6位|ピーマン・シシトウ


ピーマンやシシトウも、長期間収穫を楽しみやすい野菜です。
少しずつ何度も収穫できるのが魅力です。
炒め物などに使いやすく、家庭料理との相性も良いです。
「買うほどではないけれど、料理に少し使いたい」という野菜を自宅で育てる。
これも家庭菜園の節約効果を高める方法です。
7位|さつまいも


意外かもしれませんが、さつまいもも候補になります。
収穫量が多く、保存しやすいのがメリットです。
ただし、プランターで育てる場合は、ある程度の深さと容量が必要になります。
小さなプランターで気軽に、というタイプではありません。
大きめの容器を置ける方なら、検討してみてもよいでしょう。
7種類を比較すると、こんな感じです
| 順位 | 野菜 | 初期費用 | 手間 | コスパのポイント |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | ニラ | 安め | 少ない | 何度も収穫できる |
| 2位 | 万能ネギ | 安め | 少ない | 再生しやすい |
| 3位 | 小松菜 | 安め | 少ない | 成長が早い |
| 4位 | ミニトマト | 中程度 | 中程度 | たくさん収穫できる |
| 5位 | キュウリ | 中程度 | 中〜高 | 縦に育てられる |
| 6位 | ピーマン・シシトウ | 中程度 | 少〜中 | 長期間収穫できる |
| 7位 | さつまいも | 中程度 | 少なめ | 収量が多く保存しやすい |
もちろん、栽培環境や品種によって結果は変わります。
「ランキング1位だから絶対にこれ」というより、環境に合う野菜を選ぶことが大切です。
ベランダ菜園なら「縦」を使いましょう


ベランダは、どうしても床面積が限られます。そこで意識したいのが「縦の空間」です。
キュウリなどのつる性野菜は、ネットや支柱を使って上方向に伸ばせます。
プランターを並べるだけではなく、空間全体を使っていくわけですね。
ただし、マンションなどのベランダでは、避難経路や管理規約に注意してください。
落下や転倒の危険がないよう、安全第一で設置しましょう。
プランターの大きさは野菜に合わせる


小さいプランターなら、ベビーリーフ、ラディッシュ、ネギなどが育てやすいです。
一般的なプランター(55〜60cm程度)なら、小松菜やほうれん草、ミニトマトなどがおすすめっです。
ナスやキュウリ、ピーマンなどの果菜類は、横幅だけでなく「土の量」と「深さ」を意識しましょう。
狭いからといって、何でも小さな容器に詰め込めばよいわけではありません。
野菜が十分に根を張れる環境をつくることは、結果的に収穫量UPにつながります。
水やりは「やりすぎ」にも注意


プランター栽培では、水やりが重要です。
基本は、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるくらいたっぷり与えます。
一方で、ずっと土が湿っている状態もよくありません。
根腐れにつながることがあります。
特に夏場は水切れしやすいので、朝夕の涼しい時間帯に土の状態を確認しましょう。
毎日決まった量を機械的に与えるのではなく、「土を見る」習慣をつけるのがおすすめです。
上階の人は、下の階の方に対しても気をつけましょう。
節約目的なら「高い苗や道具」を買いすぎない
家庭菜園で意外とありがちな失敗は、高い種や苗、道具を買いすぎることです。
高級プランターを買う。便利な自動水やり器を買う。
肥料にもこだわる。園芸用品をどんどん買う。
これでは、野菜を収穫してもなかなか元が取れません。
最初は、必要最低限で始めましょう。
丈夫なプランターや繰り返し使える支柱を選べば、翌年以降は種や苗などの費用だけで済む場合があります。
家庭菜園は「最初にいくら使ったか」も大切です。
家庭菜園で「コスパが悪くなる」4つの原因
1. 道具を買いすぎ
これは本当によくあります。
節約のために始めたのに、園芸用品だけで何万円も使ってしまう。
これでは、本末転倒です。
まずは手頃なプランター、培養土、種や苗など、必要最低限から始めましょう。
2. 手間のかかる野菜ばかり選ぶ
育てるのが難しい野菜を選ぶと、枯らしてしまう可能性も上がります。
最初はニラ、ネギ、小松菜など、比較的取り組みやすい野菜がおすすめです。
慣れてきたら、ミニトマトやキュウリなどに挑戦してみましょう。
3. スーパーでも安く買える野菜を育てる
「育てられる野菜」と「育てると得な野菜」は別です。
広いスペースが必要
長期間プランターを占有する
こうした野菜は、家庭菜園でのコスパが下がることがあります。
限られたスペースなら、葉物や薬味などを優先するとよいでしょう。
4. 収穫した野菜を食べきれない
せっかく育てた野菜を腐らせてしまったら、もったいないです。
「たくさん収穫する」だけではなく、「ちゃんと食べきる」ことまで考えましょう。
冷凍、乾燥、漬物など、保存方法を覚えておくと大量収穫にも対応しやすくなります。
1年間でどれくらい節約できる?
たとえば、プランター3個、培養土、肥料、支柱、じょうろなどの初期費用を約6,000円、種・苗代を約1,500円とすると、合計約7,500円という試算になります。
収穫分をスーパーで購入した場合の金額に換算すると、ニラ約3,000円、小松菜約4,000円、ミニトマト約5,000円、合計約12,000円というイメージです。
ただし、これはあくまで一つの試算です。
野菜の収穫量や購入価格、栽培環境によって大きく変わります。
「家庭菜園を始めれば必ず半年で元が取れる」と考えるのではなく、長く続けることで初期費用を回収しやすくなる、と考えたほうがよいでしょう。
最初の一鉢なら「ネギ・ニラ・小松菜」
「では、何から始めればいいの?」
という方には、私ならこの3つをおすすめします。
「ネギ」。
「ニラ」。
「小松菜」。
どれも比較的省スペースで育てやすく、普段の料理にも使いやすい野菜です。
特にネギとニラは、何度も収穫できるところが魅力です。
まずはこのあたりから始めて、家庭菜園に慣れてきたらミニトマトやキュウリなどに広げていけばよいでしょう。
季節ごとに何を育てればいいか迷ったときは、こちらの記事もあわせてどうぞ。
まとめ|ベランダ菜園は「買う野菜」を減らすところから
家庭菜園で節約するなら、何でも育てればよいわけではありません。
- たくさん収穫できる
- 何度も収穫できる
- 手間が少ない
- 普段の料理で使いやすい
- 初期費用を抑えられる
こうした条件を組み合わせて考えると、コスパの良い野菜が見えてきます。
今回紹介した7種類の中では、まず「ニラ・万能ネギ・小松菜」から始めるのがおすすめです。
スペースに余裕があれば、ミニトマトやキュウリを追加してもよいでしょう。
家庭菜園で一番大切なのは「続けること」です。
最初から完璧なベランダ菜園を作らなくても大丈夫です。
プランターを一つ置いて、ネギを植えてみる。
小松菜の種をまいてみる。
それで十分。
自分で育てた野菜を収穫して、食卓で使う。
少しずつ「買わなくてもいい野菜」が増えていけば、それが家計の節約にもつながっていきます。
家庭菜園は、食費を削るだけのものではありません。
毎日の暮らしの中に、小さな「自給」をつくるものでもあります。
まずは、ベランダの片隅から始めてみましょう。
























