- 家庭菜園、今の時期に何を植えればいいかわからない
- 季節ごとに育てられる野菜を一覧で知りたい
- 年間を通した家庭菜園のスケジュールを立てたい

今の時期、何を植えればいいの?

家庭菜園を始めたばかりの方が一番迷うのが、このタイミングの問題ですね
この記事では、1月から12月まで、季節ごとに「苗から植えるもの」「種からまくもの」を一覧でまとめています。「今、何を植えればいいか?」をすぐに知りたい方向けです。
「年間を通した家庭菜園の考え方」を知りたい方は、どうぞこちらの記事を。
- 1 今(9月)に植える野菜は?
- 2 【早見表】1〜12月 家庭菜園の植え付けスケジュール
- 3 1月|家庭菜園は準備と計画の時期
- 4 2月|ジャガイモの植え付け時期と防寒対策
- 5 3月|春野菜のスタートダッシュ
- 6 4月|夏野菜苗の準備が本格化
- 7 5月|夏野菜シーズン本番
- 8 6月|サツマイモ・ナス・オクラの植え付け時期【梅雨の注意点】
- 9 7月|夏の管理と秋どり野菜の種まき
- 10 8月|秋冬野菜の土づくりと種まき時期(ダイコン・ニンジン)
- 11 9月|秋野菜の植え付け本番
- 12 10月|イチゴ苗と来年に向けた種まき
- 13 11月|ニンニク・タマネギの植え付け
- 14 12月|収穫と片付け、来年への準備
- 15 まとめ|今の時期から始めれば大丈夫
今(9月)に植える野菜は?
「今の時期、何を植えればいいんだろう」と検索してこのページに来た方へ。9月は秋野菜の植え付け本番の時期です。残暑が続く日もありますが、涼しくなる合間を見つけて、少しずつ準備を始められます。
今すぐ植えられる野菜(苗)
- 白菜 —
結球までに時間がかかるので、植え付けが数日遅れるだけで冬までに結球しないこともあります。今月中に植えておきたい野菜の筆頭です。 - レタス —
残暑がぶり返す日は、植え付け直後だけ寒冷紗をかけておくと根付きが安定します。
今すぐ種をまける野菜
- カブ(プランターOK) —
発芽後の間引きが遅れると根が大きくなりにくいので、本葉が出たら早めに間引くのがポイントです。 - コマツナ —
種まきから約1か月で収穫できる、初心者にうれしい野菜。虫がつきやすいので防虫ネットがあると安心です。 - 春菊 —
好光性種子なので、土は薄くかぶせるくらいでちょうどいいです。
もっと9月の野菜だけ詳しく知りたい方は→こちらの記事。他の月もまとめて知りたい方は、この下の早見表からどうぞ。
【早見表】1〜12月 家庭菜園の植え付けスケジュール


まずは早見表で今の時期をチェックし、気になる月の詳しい解説に進んでください。お急ぎの人は該当の「月」をクリックすると飛びます。
| 月 | 苗から植える | 種からまく |
|---|---|---|
| 1月 | (寒冷地は基本お休み) | ソラマメ、エンドウ(暖地なら可) |
| 2月 | — | ジャガイモ(種いも) |
| 3月 | キャベツ、レタス | ニンジン、ホウレンソウ、ダイコン |
| 4月 | トマト、ナス、ピーマン(早植え) | エダマメ、トウモロコシ |
| 5月 | キュウリ、ゴーヤ、カボチャ | インゲン、オクラ(暖地) |
| 6月 | サツマイモ(挿し穂)、ナス・ピーマン(遅植え)、ミニトマト | オクラ、モロヘイヤ・空心菜、エダマメ、バジル |
| 7月 | — | ニンジン(夏まき)、インゲン(秋どり) |
| 8月 | 秋キャベツ、ブロッコリー | ダイコン、ニンジン、ホウレンソウ |
| 9月 | 白菜、レタス | カブ、コマツナ、春菊 |
| 10月 | イチゴ(苗) | エンドウ、ソラマメ(種まき) |
| 11月 | ニンニク | タマネギ(苗) |
| 12月 | (収穫・片付け中心) | (基本お休み) |
※お住まいの地域(暖地・寒地)で1〜2週間前後する場合があります。
1月|家庭菜園は準備と計画の時期
真冬の1月は、新しく植えるものが少ない時期です。
ソラマメ(暖地のみ) 暖地であれば種まきが可能です。発芽適温はやや高めなので、寒冷地では育苗ポットで室内発芽させてから畑に降ろすと失敗が減ります。
エンドウ(暖地のみ) 早く蒔きすぎるとつるが伸びすぎて霜で傷みます。厚播きを避け、株間を広めに取ると春先の風通しが良くなります。
寒起こしと道具の準備
この時期にやっておきたいのが、堆肥や腐葉土を土に混ぜ込んでおく「寒起こし」です。土を大きく掘り返して寒気にさらすことで、土中の害虫や病原菌が死滅しやすくなり、春からの生育がぐっと良くなります。
畑の面積が広い場合、この掘り返し作業を手作業だけで済ませるのは体力的にも時間的にも負担が大きくなります。小型の耕運機があれば、この寒起こしの作業をぐっと楽に進められます。
支柱やマルチ、防虫ネットなど春先に慌てて買い足すことが多い資材は、このタイミングでホームセンターの在庫が豊富なうちにチェックしておくと安心です。
失敗しやすいポイントは「何もしない1月」にしてしまうこと。土を放置したままだと春の植え付けシーズンに土づくりが間に合わず、生育不良の原因になります。
2月|ジャガイモの植え付け時期と防寒対策


2月に種からまく野菜
ジャガイモ(種いも) ジャガイモの種いもを植える代表的な時期です。植え付けの目安は、地温がおおむね10度以上になってから。種いもは芽が2~3個残るように切り分け、切り口を1~2日陰干ししてから植えると腐敗を防げます。植え付け間隔は30cm程度、深さ10cmが基本です。
防寒対策と失敗しやすいポイント
霜の心配が完全になくなるまでは、マルチや不織布で防寒対策をしておくと安心です。芽が出てきたら「芽かき」で元気な芽を2~3本に絞り込むと、イモが大きく育ちます。ここを省略すると小粒のジャガイモばかりになりやすいので要注意です。
3月|春野菜のスタートダッシュ


3月に苗から植える野菜
キャベツ(苗) 気温が安定してくる時期ですが、苗を植えた直後は根が落ち着くまで乾燥に弱いので、植え付け後数日は水切れさせないよう注意しましょう。
レタス(苗) 過湿に弱く、根腐れを起こしやすい野菜です。プランターの場合は鉢底石を厚めに敷いて水はけを確保しておくと安定して育ちます。
3月に種からまく野菜
ニンジン 発芽までの水切れに弱いので、種まき後は土が乾かないよう毎日軽く水やりを続けましょう。覆土は薄めが基本です。
ホウレンソウ 酸性土壌が苦手な野菜なので、種まき前に苦土石灰を混ぜて中和しておくと発芽が揃いやすくなります。
ダイコン 直根性で移植を嫌うため、必ず直まきにします。間引きのタイミングを逃すと又根の原因になるので、本葉が出た段階で早めに間引きましょう。
三寒四温との付き合い方
3月はまだ「三寒四温」で気温の振れ幅が大きい月です。日中は暖かくても朝晩は急に冷え込むことがあるため、苗を植えたら数日は不織布や行灯(あんどん)で覆って保温するのがおすすめです。
4月|夏野菜苗の準備が本格化


4月に苗から植える野菜
トマト(早植え) 支柱は植え付けと同時に立てておくと、後から根を傷める心配がありません。苗選びのコツは「茎が太く、葉の色が濃く、節間が詰まっている」もの。徒長した苗(ひょろっと背が高いだけの苗)は避けましょう。
ナス(早植え) 低温に弱いため、夜間の冷え込みが続く時期は不織布での保温が必須です。地域によっては4月上旬はまだ遅霜のリスクがあるため、GW明けまで待つのも一つの判断です。
ピーマン(早植え) トマトやナスよりさらに寒さに弱い野菜です。日中の気温が15度を大きく下回るようなら、植え付けを一週間ほど遅らせても問題ありません。
4月に種からまく野菜
エダマメ 発芽適温が20度前後のため、4月上旬はまだ気温が不安定です。地温を確保できるよう、黒マルチを敷いてから種をまくと発芽が安定します。
トウモロコシ 風媒花のため、一列ではなく複数列でまとめて植えることで受粉率が上がり、実の入りが良くなります。
5月|夏野菜シーズン本番


5月に苗から植える野菜
キュウリ 1株あたり1日1~2Lの水を吸うほど水を好む野菜です。プランター栽培では朝夕2回の水やりを意識してください。根が浅く広がる性質があるため、植え付け前に堆肥をたっぷりすき込んでおくと夏場の乾燥に強くなります。
ゴーヤ グリーンカーテンとしても人気の野菜です。ネットを植え付けと同時に張っておくと、つるが絡まる前に誘引しやすくなります。
カボチャ つるが広範囲に伸びるため、株間を十分に取るか、立体栽培用の支柱を用意しておくとスペースを有効に使えます。
5月に種からまく野菜(暖地)
インゲン 発芽適温がやや高めなので、暖地であればこの時期から種まき可能です。連続して収穫したい場合は、2~3週間おきに時期をずらして種をまく「時差まき」がおすすめです。
オクラ(暖地) 暖地であればこの時期から種まきできます。硬い種皮のため、一晩水に浸けてから撒くと発芽率が上がります。
6月|サツマイモ・ナス・オクラの植え付け時期【梅雨の注意点】


6月のおすすめ野菜【苗】から植える
ホームセンターで苗を見かけたら、遅植えのチャンスです。今から植えると、秋頃まで長く収穫を楽しめます。
サツマイモ(挿し穂・ツル)
6月はサツマイモ植え付けのまさにベストシーズンです。病気になりにくく、一度根付けばほとんど手がかからないため、抜群のコスパを誇ります。挿し穂は葉を3〜4枚残して斜め植えにすると活着率が上がります。肥料は控えめに(多肥だと葉ばかり茂る「つるぼけ」の原因になります)。
ナス・ピーマン
本格的な夏の暑さが大好きな野菜です。6月の高い気温で一気にグングン育ち、秋まで美味しい「秋ナス」「秋ピーマン」が長く収穫できます。ナスは一番花が咲いたタイミングで一番果を早めに収穫すると、株の消耗を抑えて長期収穫につながります。
ミニトマト(遅植え用苗・わき芽)
春先に植えたものよりこの時期から育てる方が病気にかかりにくく、秋まで長く実をつけてくれます。わき芽から挿し木で増やす場合は、コップの水に挿して発根を待ってから植え付けると失敗が少ないです。
【種をまく】6月 おすすめ野菜
発芽に高い気温が必要なものや、暑さに負けずに何度も収穫できるコスパの高い野菜です。
オクラ
発芽温度が25〜30度と高いため、5月下旬〜6月の種まきが一番失敗しません。硬い種皮のため、一晩水に浸けてから撒くと発芽率が上がります。ネバネバパワーで夏バテ予防にもぴったりです。
モロヘイヤ・空心菜(クウシンサイ)
夏の貴重な葉物野菜です。暑さに非常に強く、摘み取っても次から次へと新しい葉が出てきます。何度も収穫できて大変お得。
エダマメ
成長が早い「早生(わせ)品種」の種を選べば、夏の食卓にバッチリ間に合います。開花期の水切れは莢つきを悪くするので、花が咲いたら特に水やりを欠かさないようにしましょう。
バジル
トマトの近くに植える「コンパニオンプランツ」としても優秀。種からでもあっという間に大きく育ちます。摘芯(先端の芽を摘む)を繰り返すと脇芽が増えて収穫量が伸びます。
梅雨時期(6月)の植え付け 失敗しない注意点


6月の家庭菜園は「梅雨の長雨」との付き合い方がポイントです。
水はけ対策(過湿に注意)
梅雨の雨で土が常にジュクジュクしていると、根腐れを起こしやすくなります。畑なら畝(うね)を少し高めにし、プランターなら鉢底石をしっかり敷いて水はけを良くしましょう。プランターの受け皿に水を溜めたままにしないことも根腐れ予防に重要です。
植え付けは「曇りの日」や「雨上がり」を狙う
曇りの日や、雨が上がって土がしっとりしているタイミングで植え付けると、苗がしおれずにしっかりと土に根付きやすくなります。真夏の直射日光下での植え付けは根が傷みやすいので避けましょう。
7月|夏の管理と秋どり野菜の種まき


7月に種からまく野菜
ニンジン(夏まき) 秋冬の収穫を狙う種まきです。真夏の直射日光下では発芽が揃いにくいため、種まき床には寒冷紗や敷きわらで軽く覆いをしておくと発芽率が安定します。
インゲン(秋どり) 夏の暑さで収穫が落ち着いた株の代わりに、この時期に種をまいておくと秋にもう一度収穫できます。連続収穫を狙うなら、6月の株と時期をずらして育てるのがコツです。
真夏の水やり管理
真夏本番、水やりの管理が重要になる時期です。水やりは「朝の早い時間」か「夕方」に。日中の高温時に水を与えると、土中の水温が急上昇して根を傷めることがあります。マルチングをしていない畝は、敷きわらや刈草でマルチ代わりにすると地温上昇と乾燥を抑えられます。
8月|秋冬野菜の土づくりと種まき時期(ダイコン・ニンジン)


8月に苗から植える野菜
秋キャベツ(苗) 残暑の中での植え付けになるため、植え付け直後は寒冷紗で日よけをして根付くまで守ってあげると活着率が上がります。
ブロッコリー(苗) 過湿に弱いので、長雨が続く時期は畝を高めにして水はけを確保しておきましょう。
8月に種からまく野菜
ダイコン 直根性で移植を嫌うため、必ず直まきにしましょう。種まき床が直射日光に当たり続けないよう、寒冷紗で軽く覆うと発芽が安定します。
ニンジン 夏まきと同様、発芽まで土を乾かさないことが最重要です。種まき後の数日はこまめな水やりを心がけましょう。
ホウレンソウ 酸性土壌が苦手なので、種まき前に苦土石灰で中和しておくと発芽が揃いやすくなります。
秋冬野菜のための土づくり


夏野菜に夢中になりがちな時期ですが、実は秋・冬野菜のための土づくりを始める大切なタイミングです。
9月|秋野菜の植え付け本番


9月に苗から植える野菜
白菜(苗) 結球するまでに時間がかかるため、植え付け時期が数日遅れるだけで冬までに結球しないことがあります。地域の平均初霜日から逆算して、遅くとも植え付けを済ませておきましょう。
レタス(苗) 残暑がぶり返す時期でもあるため、植え付け直後は寒冷紗で軽く遮光しておくと根付きが安定します。
9月に種からまく野菜
カブ プランター栽培も可能な野菜です。発芽後の間引きが遅れると根が肥大しにくくなるので、本葉が出たタイミングで早めに間引きましょう。
コマツナ 生育が早く、種まきから約1ヶ月で収穫できます。虫がつきやすい時期なので、防虫ネットをかけておくと安心です。
春菊 好光性種子のため、覆土は薄めにするのが発芽のコツです。
10月|イチゴ苗と来年に向けた種まき


10月に苗から植える野菜
イチゴ(苗) クラウン(株の中心部)が土に埋まらないよう、浅植えを意識してください。深植えすると生育不良や腐敗の原因になります。
10月に種からまく野菜
エンドウ 早まきしすぎると株が大きくなりすぎて冬の寒さで傷むので、蒔き時期を守ることが大切です。
ソラマメ エンドウと同様、育ちすぎた状態で冬を迎えると寒さに弱くなります。本葉2~3枚程度の大きさで冬越しさせるのが理想です。
11月|ニンニク・タマネギの植え付け


11月に植える野菜
ニンニク 芽が出る方を上にして植えるのが基本ですが、逆さに植えても地中で向きを変えて発芽するので神経質になりすぎなくても大丈夫です。
タマネギ(苗) 鉛筆の太さ程度の苗を選ぶと、とう立ち(花芽が伸びてしまう現象)しにくく安定して育ちます。どちらも収穫までの期間が長い野菜なので、じっくり育てる楽しみがあります。
12月|収穫と片付け、来年への準備


12月にやっておきたいこと
収穫の締めくくり 残っている野菜は霜が本格化する前に収穫を終えておきましょう。
畑・プランターの片付け 病害虫が発生した株の残さを土にすき込まず処分することが、翌年の連作障害・病気予防につながります。
土を休ませる準備 プランターの土は再生材を混ぜて休ませておくと、来春そのまま使いやすくなります。畑の場合は、堆肥をすき込んでから来年の1月の寒起こしにつなげる流れを意識すると、シーズン全体を通して土づくりが途切れません。
まとめ|今の時期から始めれば大丈夫


家庭菜園は「今からじゃ、遅いかも」と思われがちですが、実は一年を通して何かしらの野菜を植えられます。
- 春はトマトやキュウリなどの定番夏野菜
- 梅雨時期はサツマイモやオクラのような暑さに強い野菜
- 秋はダイコンや白菜といった冬に向けた根菜・葉物
- 晩秋から冬にかけてはニンニクやタマネギ
このようにじっくり時間をかけて育てる野菜と、季節ごとに主役が入れ替わっていくのが家庭菜園の面白さです。
大切なのは「今の季節に何が植えられるか」を知っておくこと。
早見表を月ごとの入口として使い、気になる野菜が見つかったら該当月の解説を読み返して、植え付けの時期・土づくりのタイミング・水やりの注意点を確認してから作業に取りかかると失敗が減ります。
特に梅雨時期の水はけ対策や、真夏・真冬の水やり・防寒といった季節特有のポイントは、野菜の種類が変わっても毎年共通して押さえておきたい基本です。
早見表を目安に、まずは今の季節に合う野菜からチャレンジしてみてください。育てるうちに「次はこれも植えてみたい」という野菜が見つかるはずです。

























