- プランターで野菜を育てたい、どんな土を使えばいい?
- 市販の培養土、どんな野菜を育てられる?
- 初心者でもできる土の準備方法を教えて!
プランターで野菜を育てる時、最初に迷うのが「土」です。
ホームセンターへ行くと、野菜用培養土、花用培養土、赤玉土、腐葉土、堆肥など、いろいろな土や資材が並んでいます。
家庭菜園を始めたばかりだと、「これをどうするの?」と迷ってしまいますよね。
でも、最初から難しく考えなくても大丈夫です。
初心者なら、まずは「野菜用培養土」を使えば十分。
袋から出して、そのままプランターに入れて植え付けを始められる商品が多いからです。

私も最初は、土について何も知りませんでした。
この記事では、まず何を選べばいいのか。土をどう考えていけばいいのかを初心者向けにまとめます。
初心者は「野菜用培養土」から始めれば大丈夫


プランター栽培で使う、培養土を使うと簡単です。
プランター栽培をするなら、最初は「野菜用の培養土」を選びましょう。
培養土は、野菜を育てるために必要な水はけや保水性、通気性などを考えて配合されています。
肥料が入っている商品もあるので、土を自分で何種類も混ぜる必要がありません。
つまり、「プランターを買う」→「野菜用培養土を入れる」→「苗や種を植える」というところから始められます。
これくらいシンプルでいいです。
「土づくりを勉強してから家庭菜園を始めよう」と考えると、いつまでたっても始められません。
まず育ててみましょう。土については、野菜を育てながら覚えていけば十分です。
培養土だけで、ずっと育てられる?
「最初は培養土だけで大丈夫」です。
ただし、同じプランターで長く野菜を育てていると、土が最初と同じ状態ではなくなっていきます。
野菜を育てれば、土の中の養分は使われます。水やりを繰り返すことで、土の状態が変わることもあります。
栽培が終わったあとに根や葉などを取り除き、次の栽培に向けて必要なものを補っていく。そうやって、少しずつ土を管理していけばいいでしょう。
土を元気にする補い方(堆肥・有機質肥料)
土の再利用で足していくものの一つが、堆肥や有機質の肥料です。
腐葉土や牛糞堆肥などが手元にあれば、少し混ぜることで微生物のエサとなり、土の中の環境が良くなることがあります。
堆肥は、少し匂いがあります
化学肥料ではなく、油かすや魚粉などの有機質肥料を使うのも一つの方法です。分解される過程で、土の中の微生物が増えて活発になります。
野菜を育てるなら「肥料」も考える
培養土には、最初から肥料が入っている商品があります。
ただ、その肥料がいつまでも効き続けるわけではありません。
野菜を育てている途中で、追加の肥料が必要になることがあります。これが「追肥」です。
追肥の方法は、使っている培養土や育てている野菜によって変わります。
まずは培養土の袋に書かれている説明を確認してください。
「培養土を買ったから、もう肥料はいらない」と考えるのではなく、「最初は培養土に任せて、必要になったら追肥する」くらいに考えておくとわかりやすいです。
鉢底石は必要?
プランターの底に鉢底石を入れる方法もあります。
鉢底石には、排水を助けたり、プランターの底の排水穴が土でふさがるのを防いだりする役割があります。
ただし、プランターの構造や使う培養土によっても考え方は変わります。
「家庭菜園を始めるなら、絶対に鉢底石が必要」と覚える必要はありません。
使うプランターの説明や、培養土の説明を確認して判断しましょう。
鉢底石を使うときのポイント
鉢底石や軽石は鉢底の水はけ確保に有効です。
鉢の底から1〜2割くらいの高さまで、ゴロゴロした軽い石(軽石)を入れます。これで、底の穴が土で詰まらずに、水がしっかり抜けるようになります。
さらに、その石の上に不織布(お茶パックの袋のようなサラサラした布)を1枚敷いておくと、上から入れた土が、下の隙間から流れ出るのを防げます。
雨が降り続いたり、夏の蒸し暑い時期に、鉢の中が水でビショビショのまま(過湿)になると根っこが傷んでしまいます。
防ぐために、鉢を少し斜めに傾けて置いて水がサッと流れ出るようにしたり、鉢の下に敷いている受け皿に水がたまったらすぐに捨てる、といったお世話をしておくと安心です。
もう少し水はけや通気性を良くしたい場合は、「もみ殻くん炭」や「パーライト」を土に少し混ぜる方法もあります。隙間ができて、水はけと通気性がアップします。
使い終わった土は、また使える?
野菜の収穫が終わったあと、「この土、捨てないといけないのかな?」と思うことがあります。
必ず捨てる必要はありません。状態を見ながら、次の栽培に使うこともできます。
ただし、前の野菜を育てたままの状態で、何もせず次の野菜を植えるという意味ではありません。
まず、残っている根や枯れた葉などを取り除きます。そのうえで土の状態を確認して、必要なら再生材などを使って次の栽培に向けて準備します。
病気や害虫の問題があった場合などは、同じ土をそのまま使わないほうがいい場合もあります。
「土は一度使ったら終わり」と考えなくていい一方で、「何でもそのまま再利用すればいい」とも考えない。このくらいの距離感でいいと思います。
古い土の再利用や処分方法については、こちらで詳しく紹介しています。
堆肥・腐葉土で栄養と微生物を補給
完熟堆肥や腐葉土は微生物を増やし、土の状態を改善します。再利用するなら、土に対して堆肥を20〜30%程度混ぜます。
- EMや液肥で微生物を補助すると再利用土の復活が速くなります。
基本の微生物資材
EM1は、乳酸菌や酵母、光合成細菌などの善玉菌がバランスよく詰まった液体です。
特徴: 水で薄めて土にまくだけで、土の中の微生物が増えて活性化します。古い土に残った根などの有機物の分解を早め、土をふかふかに戻す手助けをします。化学合成物質を使わない天然由来の資材です。
無料でできる太陽熱消毒
古土の再利用に、病原菌の対策として太陽熱の消毒はコストが低くて有効な方法です。
ブルーシートに広げて厚さ5cm程度にし、直射日光で2週間以上加熱すると多くの病原菌や虫卵が死滅します。
風通しの良い日陰で行い、湿気がこもらないように注意してください。
プランターだけでなく庭や畑も使っている方には、土を天日干しにする以外に「耕して空気を含ませる」という選択肢もあります。
私は耕運機の「SOARFLY」を使っていますが、パワー重視で選ぶなら「HEMAX ATK-0628」も実機レビューしているので、庭の広さに合わせて参考にしてみてください。
まとめ|まずは野菜用培養土から始めよう


プランターで家庭菜園を始めるなら、まずは「野菜用培養土」を選べば大丈夫です。
最初から何種類もの土や資材を買って、自分で配合する必要はありません。
野菜を育てている途中で肥料が必要になれば追肥をします。収穫が終わったら、土の状態を確認して、次の栽培に使えるか考えます。
必要に応じて土を再利用したり、新しい培養土を使ったりすればいいでしょう。
家庭菜園の土づくりは、最初から完璧にするものではありません。野菜を育てて、土を見て、また次の野菜を育てる。
その繰り返しの中で、自分の家庭菜園に合った土の扱い方がわかってきます。
まずはプランターを一つ用意して、野菜用培養土を入れてみてください。
土のことを全部理解してから始める必要はありません。「育てながら覚える」で十分ですよ。




















