- 夏野菜は雨に弱いけど、対策は?
- 長雨の期間、何に気をつける?
「夏野菜の栽培は簡単で、ぐんぐん伸びる!」と思っていませんか?
実際のところ、夏に入る前の梅雨時期は夏野菜にとって数々の試練が待っています。
この記事では、夏野菜が長雨で弱る原因と、すぐに実践できる梅雨の対策を紹介します。
初心者である私の実体験を交えつつ、梅雨時期(6〜7月)の夏野菜栽培の注意すべき対策を紹介します。
夏野菜は「梅雨の長雨」と「日照不足」に弱い

夏野菜は、高い気温や豊富な日照のもと短期間で多くの実をつける元気な野菜です。
その夏野菜も、梅雨時期は試練の季節です。
長雨が続くことで病気が発生しやすく、根が腐れ、株が弱ってしまいます。
手間と時間とお金をかけて育ててきた野菜が、一気に元気をなくしてしまうのです。
その理由は「日照不足」と「長雨」による水分過多の2つです。
「日照不足」と「長雨」の水分過多
梅雨時は、長雨による日照不足で光合成が十分に行えません。水分過多も相まって土の中の酸素が不足し、根の働きも低下してしまいます。生育は、鈍くなります。
「過湿状態」と「日照不足」は、夏野菜にとって大きなストレスです。
根腐れ・裂果などのトラブル

夏野菜の代表であるミニトマトは、雨によって急激に水分を吸収すると裂果が起こりやすくなります。実の内部が膨らむスピードに皮が追いつかず、実が割れてしまうのです。
それに梅雨の長雨は、泥はねによって病原菌が葉に付着しやすくなり、病気が発生する原因にもなります。
梅雨の時期は、日照不足だけでなく病気のトラブルも重なりやすいため注意が必要です。
梅雨時期に発生しやすい夏野菜の病気・害虫

長雨は病気が発生しやすい
野菜の病気や害虫は一度広がると止めるのが大変です。
梅雨の時期は、ナメクジやアブラムシ・ハダニなどの害虫がつきやすくなります。
雨上がりには、
- 葉に変色がないか
- カビが生えていないか
- 枯れた葉が増えていないか
を確認してみましょう。
夏野菜を守る
梅雨の長雨から、夏野菜を守るための対策です。
夏野菜は、雨による泥はねで病気が広がりやすいです。株元に近い葉は泥が付きやすいため、下葉から病気が発生することがあります。そして剪定や芽かきの際に病気が広がることがあります。
晴れた日に、葉や茎が混み合っている場合、風通しを良くするために下葉をカットして整理しておくと安心です。
雨の日や株が濡れている状態で作業すると、病原菌が手やハサミを介して別の株へ移るリスクがあります。傷口から害虫や病気が侵入することもあるため、晴れた日の作業を心がけましょう。
夏野菜を守る基本対策3原則

夏野菜を守るための長雨対策は、そこまで難しくはありません。
この3つです。
- 雨を避ける
- 泥はねを防ぐ
- 株を弱らせない
これを意識するだけで、病気や生育不良のリスクを減らせます。

梅雨が終わり本格的な夏が来ると、夏野菜はどんどん元気になります。
雨よけ
夏野菜は雨に弱いため、雨が直接当たらない環境を作ることが大切です。雨よけやビニールトンネルを使うと、裂果や病気の予防に役立ちます。
雨を防ぐだけでなく風通しを確保することも大切です。
湿気がこもると病気が発生しやすくなるため、晴れた日は換気を行いましょう。
マルチと支柱で泥はねを防ぐ
雨の日は泥はねによって病原菌が葉に付着しやすくなります。黒マルチや敷きわらを使うと、泥はねを減らすことができます。
支柱を立てて枝葉を整理すると風通しが良くなり、葉が乾きやすくなります。特に株元の下葉は地面に近いため、込み合っている場合は整理しておきましょう。

私はこのマルチをよく使っています。ちょっと使うのにちょうど良いサイズです
整枝
伸びすぎた脇芽や傷んだ葉を取り除くことで、風通しが良くなり病気の予防にもつながります。
梅雨の時期は無理に成長させようとするよりも、株の状態を維持することを意識しましょう。
水はけを良くして根腐れを防ぐ

雨よけをしていても、土の中に水がたまると根腐れの原因になります。長雨の時期は、「水をためない土づくり」を意識することが大切です。

水の溜まる環境は、夏野菜にとってあまり良くないです。
高畝で水を逃がす
夏野菜は水はけの良い環境を好みます。
畝を少し高めに作るだけでも、余分な雨水が流れやすくなります。
畝の間に浅い溝を作っておくと、大雨の後も水がたまりにくくなります。
マルチや敷きわらで泥はねを防ぐ
黒マルチや敷きわらを使うと、泥はねを防ぎながら土の状態も安定させることができます。
特にキュウリやナスは、株元の環境を整えるだけでも病気予防につながります。
有機物を入れて土をふかふかにする
堆肥やもみ殻などの有機物を取り入れると、水はけと通気性の良い土になりやすくなります。
水がたまりにくい土は、根が元気に育ちやすく、長雨によるダメージも受けにくくなります。
梅雨明け後に収穫を伸ばすコツ

長雨で弱った株でも、梅雨明け後の管理次第で元気を取り戻せることがあります。
株の状態を整えながら、夏本番の収穫につなげていきましょう。
傷んだ葉や病気の葉を取り除く
まずは病気になった葉や枯れた葉を取り除きます。
風通しが良くなることで株が乾きやすくなり、新しい葉や実に栄養が回りやすくなります。
一度にたくさん切りすぎると株が弱るので、少しずつ行いましょう。
追肥で株の回復をサポートする
葉の色が薄くなったり、生育が止まったりしている場合は、少量の追肥を行いましょう。
一度にたくさん与えるのではなく、様子を見ながら調整するのがポイントです。
水やりと収穫をこまめに行う
梅雨明け後は一気に気温が上がるため、水切れに注意が必要です。
特にトマトやキュウリは実の成長が早くなるため、こまめに収穫することで株への負担を減らせます。
長雨で調子を崩した株でも、梅雨明け後の管理を丁寧に行うことで収穫が続くことがあります。
最後まであきらめずに育ててみましょう。
【家庭菜園】梅雨の長雨対策〜まとめ

今回は、梅雨の長雨によって夏野菜が弱ってしまわないための注意点を紹介しました。
夏野菜は勝手に育っていくものとばかり思っていた初心者家庭菜園の私にとって、初めて迎えた梅雨時期はショックの連続でした。
日頃の害虫対策だけでなく、長雨による被害に頭を抱える毎日。でも、これは私の知識不足から起こっていたことも多かったので、自分の反省として今回のような注意点をまとめました。
野菜を育てることは、自然との共生です。
共生するためには、四季の移ろいを感じて自然を見つめ、「今何をするか」を考える必要があります。
考えるためには、目の前にある野菜をしっかり観察することが大切です。
おかげで、自然の優しさや恩恵、人間には越えることのできない生命の力をひしひしと感じる良い機会をもらっています。
家庭菜園に興味があるなら、まずはプランターでトマトや小ネギなど、育てやすい野菜から家庭菜園を始めてみませんか?一生涯楽しめる「趣味」と「実益」になりますよ。
























