
野菜の収穫が終わった後の土。「次の野菜作りにも使えるの?」って思いませんか?
収穫後、プランターにはたくさんの土が残ります。
庭や畑にも、枯れた野菜がそのまま残った土。
次に野菜を作るなら?
夏野菜収穫後、秋冬野菜にも使えるかな?
プランターであれば、毎回捨てて新しい土に交換する?
畑だったらそのまま使うの?
と、いろいろと疑問も湧いてくることでしょう。
結論から言うと、収穫後の土は、きちんとした処理をすることで再利用ができます。
古い根などは取り除いて、必要に応じて消毒し、次に育てる野菜に合わせて土を整える!
使い終わった土は、そのままにするのではなく次の野菜作りに向けて整えましょう!
今回、私が実際にやっている「家庭菜園の土の再利用」についてまとめてみました。
家庭菜園で使った土、再利用の方法は?


プランターなどで使い終わった土は、毎回捨てる必要はありません。
ただ注意点は、「収穫が終わった土に、そのまま次を植えればいい」というわけでもありません。
一度野菜を育てた土は、状態をリカバリしてあげましょう。整えることで土が回復し再利用できます。
プランターの土にしろ、畑の土にしろ、そのままの土で次の野菜作りに移行はしません。
野菜を育てたあとの土には、古い根や枯れ葉などが残っていますし、病気が残っていることもあるかもしれません。
野菜を育てたことで養分が使われたり、土の状態が変わったりしています。
そこで私は、収穫が一区切りしたタイミングを「土を元気に戻す時間」にしています。
季節の変わり目は、次に何を育てるか考える時期です。
次の野菜を植える前に、一度土の状態を見てみましょう。
なぜ使い終わった土をそのまま使わないの?

見た目には何も変わらない同じ土。
「そのまま使っても大丈夫そう」と思いますよね。
でも実際に株を抜いてみると、土の中にはかなり根が残っています。
私も家庭菜園を始めてから、目に見える野菜以上に土の中に根が広がっていることに驚きました。
一度栽培に使った土は、栄養分が減っていて、土が細かくなり水はけや通気性が変わったりしています。
病気や害虫が発生していた土の場合などは、そのことも考えて次の栽培方法を決めていく必要があります。
土の再利用は、「古い土だから捨てる」でも、
「まだ大丈夫そうだからそのまま使う」でもなく、
「今の状態を見て、次に使えるように整える」と考えるようにしています。

次の章で、その方法をご紹介します。
土を再利用する方法① 古い根や枯れ葉を取り除く


再利用の始め方です。
前に育てていた野菜の残りは、綺麗に片づけましょう。
枯れた茎や葉、大きな根などを取り除きます。
プランターの場合は、株を抜いただけでは細い根がかなり残ることがあります。
必要に応じて土を広げ、ふるいを使ったりしながら取り除きます。
小石なども気になれば、取り除いていきます。
庭や畑の場合も同じです。収穫が終わった株や枯れ葉などを片づけます。
「土をきれいにする作業」です。
野菜を植える前の土づくりだけではなく、育て終わってからのあと片づけも、次の家庭菜園作りとつながっています。
土を再利用する方法② 必要に応じて土を消毒する


古い土を再利用する方法として「太陽熱を利用する方法」があります。
プランターの場合は、土を少し湿らせて黒いビニール袋などに入れ、太陽の当たる場所に置く方法があります。


なぜビニール袋に入れるの?
これは、太陽の熱を利用して袋の中の土の温度を上げるためです。
土を湿らせて熱を伝わりやすくし、高温になる環境を作ることで、土の中に残った病原菌や害虫、雑草の種などを減らすことを狙います。


ただし、ここは注意が必要です。
太陽熱を利用する方法は、季節や気温、日当たりによって土の温度が変わります。


寒い冬とか、曇りの日にすると効果は薄いですよね
「袋に入れておけば必ず消毒できる」というものではありません。
特に気温の低い季節は、夏と同じような効果を期待できない場合があります。
そのため、太陽熱消毒は「一年中やれる作業」とは考えません。必要に応じて選ぶ消毒方法のひとつです。
庭や畑の土はどうする?


庭や畑の場合は、プランターの土のように黒い袋へ全部入れるのは非現実です。
まずは収穫が終わった株や古い根、枯れ葉などを片づけます。
そして、土の状態を見ながら、次の栽培に向けて整えていきます。
太陽熱を利用して土を消毒する場合には、土を湿らせて透明なシートなどで覆い、太陽の熱を利用する方法もあります。
ただ、これも季節や地域、天候などによって条件が変わります。
私は「プランターでも、庭でも全部同じ方法」と考えないようにしています。
育てている場所に合わせて方法を選ぶほうがわかりやすいですね。
太陽熱以外なら、主にこんな方法があります。
- 「熱水消毒」
熱いお湯を土に入れて、病原菌や害虫を減らします。 - 「蒸気消毒」
蒸気で土を加熱して消毒します。 - 「土壌還元消毒」
米ぬかなどの有機物を土に混ぜ、水を入れてシートで覆い、酸素の少ない状態を作って病原菌などを抑えます。 - 「薬剤による土壌消毒」
土壌消毒剤を使う方法です。
土を再利用する方法③ 次の野菜に向けて土を整える


根を取り除いて消毒も終えたら、次の栽培に向けて土を整えます。
一度野菜を育てた土は、最初に使ったときとまったく同じ状態ではありません。
そのため、必要に応じてたい肥や腐葉土、土の再生材などを使って土に栄養を与えます。
肥料についても、次に育てる野菜に合わせて考えます。
気をつけたいことが「とりあえず肥料をたくさん入れればいい」と考えないことです。
前に育てた野菜。
次に育てる野菜。
土の状態。
使う資材。
それぞれ条件が違います。
商品に書かれている使用量や、育てる野菜の情報を確認しながら整えるようにしています。
家庭菜園を始めてみると、この「調べながらやる」という時間も増えました。
病気が出た土も再利用できる?


病気の出た土。ここは、普通の古い土とは分けて考えたほうがいいです。
前に育てていた野菜で、病気が発生していた場合、原因によっては土に病原菌などが残っている可能性があります。
「太陽に当てたから大丈夫」と自己判断して、そのまま次の野菜を植えるのは避けたいところです。
どんな病気だったのかを確認して、その病気に合った対処方法を調べましょう。
私は下記の農業関係の公的機関や種苗メーカーなどの情報を確認するようにしています。
農林水産省
農薬の登録や安全な使用方法を確認するなら、まずここです。農薬は登録内容や使用基準があるので、薬剤を使う話では特に重要です。
タキイ種苗
野菜ごとに病気・害虫の情報がかなり充実しています。土壌病害についても、太陽熱消毒、土壌還元消毒、薬剤による土壌消毒など具体的な防除方法が掲載されています。
サカタのタネ「園芸通信」
家庭菜園向けなので、一般の読者には使いやすいですね。古い土の再生や病害虫についての記事があります。
季節の変わり目に、土を一度きれいにする


春から夏。
夏から秋。
秋から冬。
家庭菜園では、育てる野菜が少しずつ変わっていきます。以前は、季節が変わるたびに新しい苗を植えることばかり考えていました。
でもその前にすること。
「前の野菜を育ててくれた土を、整える時間」があるのです。
古い株を片づける→根を取り除く→土の状態を見る→必要なら消毒する方法を考える
そして、次に育てる野菜に合わせて土を整える。
「土の再利用」というと難しそうですが、やっていることは意外とシンプルです。
土を捨てる前に、もう一度使えるか?考えてみる


家庭菜園を始める前は、「野菜を育てて収穫すること」が家庭菜園だと思っていました。
実際にやってみると、それだけではありませんでした。
土をつくって、植えて、育てる。
収穫して、食べる。
終わった株は片づけて、土を整える。
そして、また次の野菜を育てる。
この繰り返しがあります。
私は、この循環も家庭菜園の面白さだと感じます。
すべての古い土を必ず再利用しなければいけないわけでもありません。
土の状態によっては、新しい土を使うこともあるでしょう。
大切なことは、「これが正解」ということもあまりなく、あなたの家庭菜園の状態をあなた自身の目で見てやり方を選んでいくことだと思います。
私もまだまだ、失敗の連続。
収穫が終わったプランターや畑があったら、すぐに次を植える前にちょっと待ってください!
一度、土の様子を見てくださいね。
季節の変わり目に、土を整える。
そこから、次の家庭菜園が始まります。
ぜひ楽しんで、あなただけの「家庭菜園」を作ってください。

















家庭菜園に癒されながら、無理をしない暮らしを楽しんでいます。
仕事は幼稚園教諭です。
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