自然な食べもの

【食育】2歳と一緒に作る無農薬大豆と米麹の「手作り味噌」【子どもと一緒に手で潰してできる】

手作り味噌

食育として、親子で味噌を作ってみませんか?

この記事は、このような方に
  • イヤイヤ期・2歳のエネルギーを楽しい遊びに変えたい方
  • お料理のお手伝いをさせたいけれど、汚れや危険が心配な方
  • 家にあるもので手軽に食育を始めたい方
  • 2歳でもママやパパの役に立ちたい!というお子さんの気持ちを叶えたい方
  • 忙しくて丁寧な食育は無理と思っているけれど袋1つならやってみたい方

作り方は簡単です。煮た大豆をギュッギュと潰してあとはじっくり置いておくだけ。

出来上がったらお味噌汁にしたり、生の野菜にそのままつけて食べたり。自分たちで作った味噌を食べることはきっと家族の楽しい思い出になります。

この記事では

  • 袋を使った味噌作りの方法
  • 材料・費用の目安
  • 困った時のQ &A

をまとめました。

親子で味噌を作ることは、食べ物の大切さを感じるきっかけになることでしょう。

この記事を書いた人
のんにこ
のん(保育士)


家庭菜園が愉しみ。
無理のない自然な暮らしを推奨
「家庭菜園」と「放っておく暮らし」で、手間と出費を大幅減に成功!

2歳が主役!手作り味噌で「食育」

食育

子供期の2歳は、手指の発達と好奇心が急速に進みます。触覚や嗅覚が育つ時期でもあるので食育は最も効果的です。

その点、味噌作りでは、大豆の触感や麹の香り、塩の味を通して五感が刺激され、食べ物がどうやってできるかを学ぶ絶好の機会になります。

【食育】なぜ「味噌作り」?

食材の元の姿を知らないまま育っていく子どもが大勢います。

大豆から味噌が出来上がる体験は、食の流れを実感させ、食材への感謝や自然の営みを感じさせてくれます。

手作り味噌では、大豆を手で揉んだり潰したりする動作や、麹の匂いや味噌の色の変化を見ることで科学的な興味も引き出せます。

無農薬大豆で作る味噌 材料と費用

大豆

国産で無農薬大豆を使った味噌作りは、安心感があります。

ここでは、2.5kgの味噌作りを想定し必要な材料とおおよその費用をお知らせします。

無農薬大豆はスーパーやネットで入手できます。価格は産地やブランドで差がありますが、家庭用の少量ならそこまで高くありません。

項目国産大豆外国産大豆
自給率わずか7%〜10%程度残りの約9割
特徴甘みが強く、味噌が美味しく仕上がりやすい油分が多く、豆腐や油を絞るのに適したものが多い
価格外国産に比べると2〜3倍することも安価で手に入りやすい
安心感遺伝子組み換えでないものが手に入りやすい大量生産品は遺伝子組み換えの懸念がある(※)
のん
のん

材料にこだわることで、食育の価値は高まります。

🫘 お味噌の材料

材料 ポイント!
無農薬大豆 500g パクっとつまみ食いしても安心な良い大豆を選んで。
米麹 500g 甘口に仕上がるので、子どもにも食べやすくなります。
お塩 150g ミネラルたっぷりの塩が、発酵を助けてくれます。

※材料費の目安:約2,000円〜

「生協」なら安心安全の食べ物を届けてくれます

【食育】大豆と米麹で作るお味噌の材料と道具

手作り味噌
発酵し始めたお味噌

味噌作りに必要な材料と道具

出来上がりが「約2.5kg」になる味噌の仕込み。この量だと家庭で扱いやすく保存容器もコンパクトで、子どもと作るのに適したサイズです。

  • 乾燥大豆:500g
  • 米麹:500g(大豆と1:1にするのが、甘くて美味しいコツです!)
  • お塩:150g(塩分約12%の、カビにくく安心なバランスです)
  • 鍋(or圧力鍋)
  • ざる
  • はかり
  • チャック付き耐冷バッグ(ジップロップ)または、味噌の保存容器
  • スプーン、ヘラ、布巾など

ジップロップにしっかり詰めて保存もOKです!

味噌の保存容器はこちらから

【食育】「味噌作り」安全面、気をつけること

  • やけど対策
  • 手洗いの徹底
  • 作業台の消毒

*材料を計量して準備しておくと当日の流れがスムーズです。

【食育】味噌作り:袋で潰して混ぜるだけの簡単味噌

食育

味噌作り当日の朝に「始めよう!」と思っても大豆はすぐには煮えません。お子さんと一緒に「お豆が起きる」のを待つところから始めてみましょう。

前日にすること:大豆を水に浸す

洗う: ボウルに乾燥大豆を入れ、ゴミや汚れを落とすように洗います。

浸す:綺麗になった乾燥大豆を一晩じっくり水に浸します(大豆の3倍以上の水)。500gなら2リットル近い水が必要です。

ポイント: 最低でも18時間以上は浸しておくのが理想です。しっかり芯まで水を吸わせることで、煮る時間を短縮できます。

当日の朝:大豆の変化にびっくり!

水を吸った大豆は、見た目がまん丸から楕円形に変わっています。

手作り味噌の作り方

煮る: 水を吸った大豆を新しい水でコトコト煮ていきます。普通の鍋なら3〜4時間、圧力鍋なら20分〜30分ほどが目安です。

アクを取りましょう。コツは、最初の沸騰時にアクが一気に浮いてくるので一度「茹でこぼし」といって、お湯を全部捨てると良いです。お湯を捨てたら、新しい水を注ぎまた沸騰させコトコト煮ていきます。

煮上がりの確認: 指先や親指と小指でつまんでみて、「スッ」と抵抗なく潰れるくらいまで柔らかくします。

安全のために: 火を使う工程は危ないので、大人が担当しましょう。

大豆を潰す(袋でギュッギュ!) 煮上がった大豆を厚手のビニール袋に入れ、お子さんと一緒に足で踏んだり手で叩いたりして、粒がなくなるまでしっかり潰します。

のん
のん

味噌作りの「縁起物」と言われる煮たばかりの大豆。少し摘んで食べてみてください。

大豆の潰し方
茹で汁は、お味噌の硬さを調節のために取っておきます(さらに残った茹で汁は、当日や翌日の味噌汁の出し汁としてそのまま使えます)。

大豆は丈夫な袋に入れて足で踏み潰したり、麺棒で叩いたり転がしたりしながら潰しましょう。茹で汁で硬さを調整します。

この時点の大豆の硬さ

離乳食で例えるなら、「離乳食中期(7〜8ヶ月頃)のポタージュやマッシュポテト」のような、ぽてっとした硬さが目安です。

ややベチョベチョ気味でも大丈夫です。プロセス③で「塩切り麹」と混ぜるのでちょうど良くなります。柔らかくなり過ぎないよう最初はほどほどでOK。

フードプロセッサーの使用も良いですが、断面が鋭利になるため食感が気になる方もいます。しかし、発酵が進むとマイルドになっていくのでさほど気にしない人も多いです。

最初に人間の手で潰した残りはフードプロセッサーで潰すのが簡単です。

のん
のん

大豆は、蒸しても良いですよ

塩切り麹と混ぜる  別の袋(またはボウル)で米麹と塩をよく混ぜ合わせます。そこに先ほど潰した大豆を投入し、ムラがないようにしっかり混ぜ合わせます。

詰める(空気を抜く) 空気が入らないよう「味噌団子」にして、容器や保存袋にギュッギュと押し込みます。表面を平らにして、塩(分量外)を振るかラップでぴっちり密閉します。

発酵のため待つ(3ヶ月〜1年) 直射日光の当たらない涼しい場所で寝かせます。数ヶ月経って色が茶色く変化し、良い香りがしてきたら完成です。

2歳も食べやすい味:麹と塩の黄金比

味噌の配合黄金比
大豆500gに対して、米麹は500g。お塩は 150gくらい(全体の10〜12%)が、2歳にはちょうどいい塩梅です。

のん
のん

お塩を減らしすぎるとカビやすくなります。

温度管理:忙しいママでも「ほったらかし」で大丈夫!

お味噌は生き物です。でも難しく考えなくても大丈夫です!基本は「直射日光が当たらない涼しい場所」「暗所」に置いておくだけです。

冬から春にかけてゆっくりとした温度変化が、お味噌をおいしくしてくれます。家事や育児で忙しい毎日でも特別な道具なしで自然が育ててくれます。

最適な保存場所

  • 冬〜春: キッチンの隅や温度変化が少ない暗所へ
  • 夏場: 家がすごく暑くなるなら冷蔵庫の野菜室へ避難させましょう

あとは、時々お子さんと一緒に「おいしくなってるかな?」と覗き込むことだけ。自然の力を信じてのんびり待ちましょう。

こちらは、時短(24時間)の味噌作り。炊飯器で発酵できます

2歳も喜ぶ 手作り味噌を楽しむレシピ

食育
手作り味噌の経験後、大豆が好きに♪

せっかく親子で仕込んで作った味噌。味噌汁以外にも、お子さんがパクパク食べてくれる楽しい使い方をご紹介します。

朝ごはんに「手作り味噌玉」時短スープ

お味噌に、乾燥わかめやかつお節を混ぜて小さく丸めておくだけです。

忙しい朝に: お椀に入れてお湯を注ぐだけで、本格的なお味噌汁が完成します。

お野菜がすすむ!「まろやか味噌ディップ」

お味噌に少しのマヨネーズを混ぜるだけで、特製ディップの出来上がり。

野菜モリモリ: スティック状に切ったきゅうりや人参に添えて。自分で「つけて食べる」楽しさで野菜が苦手な子どもでも興味を持ってくれます。

のん
のん

お味噌が少ししょっぱいと感じる時は、マヨネーズなどの油分を足すとまろやかになります。

【食育】手作り味噌「これって失敗?」困った時のQ&A

手作りお味噌は生き物です。途中で様子が変わることもありますが、正しい知識があれば慌てなくて大丈夫です。

Q1. 表面に白いふわふわが!これってカビ?

それはカビではなく「産膜酵母(さんまくこうぼ)」という、お醤油の仲間のような菌であることがほとんどです。
見分け方: 表面に白い膜や粉のように広がっているなら、お味噌に悪い影響は与えません。
直し方: 清潔なスプーンでその部分だけそっと取り除き、上から少しだけお塩を振っておけば大丈夫です。去し、広範囲であれば廃棄を検討してください。

Q2. 本物の「カビ」が生えたらどうする?

もし黒色や緑色のカビを見つけたら、そこはしっかり取り除きましょう。
対処法: カビている部分とその周りを少し厚めに削り取ります。
その後: 削った場所にパラパラとお塩を多めに振り、空気に触れないよう新しいラップをピッチリ貼り直してください。
注意点: もし全体が真っ黒だったり、変な臭いがしたりする場合は、無理せずサヨナラ(廃棄)することも大切です。です。

Q3. 出来上がりが「しょっぱすぎる」時は?

手作りしたてのお味噌は、どうしても塩の角が立って感じることがあります。

次回のヒント: 2歳向けに次回は「麹」の量を増やして仕込むと、さらに甘くて食べやすくなりますよ。

すぐできる工夫: お味噌汁にする時に出汁を多めにしたり、砂糖やみりんを少し足して味を整えてみてください。

熟成させる: もう少し涼しい場所に置いておくと、だんだん味がまろやかになっていきます。

まとめ:味噌づくりで育む「食べる力」と家族の絆

食育

今回の記事は、いかがでしたか?食育として、親子で一緒に作る味噌は決して「上手に作ること」が目的ではありません。

大豆を潰したり、袋を踏んだり、香りを感じたりとその一つひとつが、子どもの五感を刺激し、「食べものはこうして生まれるんだ」という実感につながります。

イヤイヤ期でエネルギーが有り余っている2歳でも、「お手伝い」という役割があることで驚くほど集中し、誇らしげな表情を見せてくれます。

そして数か月後、家族で仕込んだ味噌を食卓に出したとき、「これ、〇〇ちゃんが作ったお味噌だね」という会話が自然に生まれます。

無農薬大豆や米麹といった安心できる素材を使い、親子で手を動かし、時間をかけて待つというその経験は、食べる力だけでなく、待つ力・感じる力・大切にする心を育ててくれます。

忙しい毎日の中でも、袋ひとつあればできる味噌づくり。

ぜひご家庭のペースで「我が家の味」と「かけがえのない思い出」を育ててみてください。

安心安全の食べ物を。生協

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