「蒸し料理」って、「蒸し器を持ってない!」、持ってても「場所を取るからしまい込んで使ってない!」なんて方も多く、なかなか作らない料理ではありませんか?
実は「蒸し料理」でできることは多く、専用の「蒸し器」を持っていなくても「万能蒸し器」を使うことで、蒸し料理って簡単にできるんです。他にも蒸し器の便利な使い方があります。
これを知らないと、ホントに損します!!

働く主婦歴30年以上(4人家族/保育士教諭)
家事・節約・生きがい・働く主婦
無理のない自然体な暮らしを追求し「ほったらかし家事」と「家庭菜園」で手間と出費を軽減
私が蒸し料理で愛用しているのは、「万能蒸し器(フリーサイズ)」です。
家にあるフライパンや片手鍋のサイズに合わせて花びらが開くように開閉するので、一瞬で本格的な蒸し器に変身します。
場所も取らず、数百円~千円ちょっとで買えるこの万能蒸し器。 蒸し器の「代用」のつもりで使い始めたら便利すぎて手放せなくなりました。
たたむと小さくなりますし、収納の場所にも困りません。これでいつでも蒸し料理ができますよ。
今回は、おすすめの「万能蒸し器」とこの蒸し器を使ってできる意外な方法、蒸し料理も紹介しますね。ぜひご覧ください。
蒸し器の代用なら「万能蒸し器」一択! その理由
「万能蒸し器」は、サイズ調整が自在!
万能蒸し器の最大の特徴は、花びらのように開閉する構造です。
大きく広げればフライパンいっぱいに、すぼめれば小さな片手鍋にも入ります。
「うちの鍋のサイズに合うか心配…」という、通販ならではの悩みを一発で解決します。
収納場所を取らない
本格的な「せいろ」や「二段蒸し器」だと収納場所を取るのが最大の難点です。
しかし!開閉式の万能蒸し器なら、コンパクトサイズに収まります。
年に数回しか使わなかったとしても、キッチンの引き出しにしまっておけるので大丈夫です。
万能蒸し器〜「レンジ」や「アルミホイル」代用との決定的違い


蒸し器の代用としてよく使われる方法に、下記のようなものがあります。
- 電子レンジ
- お皿orアルミホイル
- 万能蒸し器
それぞれにメリット・デメリットがありますので比較してみました。
1. 電子レンジ:水分が飛んで「ゴム」のような食感に…
電子レンジは手軽で便利です。でも、食材に含まれる水分を振動させて熱を発生させるため、どうしても水分が蒸発して抜けてしまいます。さらに、加熱のムラもあったりします。
食感の劣化
肉まんや焼売の皮が、冷めるとすぐにカチカチに硬くなったり、ゴムのような食感になったりします。
加熱ムラ
「一部だけ熱々で、真ん中は冷たい」という加熱ムラが起きやすく、温め直しの調整が意外と難しいのです。
2. お皿・アルミホイル:取り出しが危険&底がベチャつく
深めのフライパンに器や丸めたアルミホイルを置いて代用する方法をネットでよく見かけます。でも実はデメリットだらけです。
火傷のリスク
加熱後、熱々の蒸気が充満するフライパンの中に手を入れて、不安定なお皿を取り出すのは至難の業。「アチッ!」と火傷しそうになった経験はありませんでしたか?
仕上がりの差
蒸気がうまく循環しないためお皿に水が溜まりやすく、食材の底(肉まんの敷紙など)が水っぽくベチャベチャになってしまいがちです。
3. 万能蒸し器:蒸気の対流で「お店レベル」のふっくら感
万能蒸し器(蛇腹)を使う最大のメリットは、「蒸気の通り道」が完璧に設計されていることです。
安定した「足」
底に足がついているため、食材が水に浸かることなく、下からたっぷりの蒸気を浴びることができます。
ドーム状の対流
鍋の中で蒸気がムラなく対流し、食材を優しく包み込みます。これにより、野菜は甘く、肉料理はジューシーに、粉物はふっくらと、「本格的な蒸し器」と全く同じクオリティに仕上がります。

【蒸し器の悩み解決】くっつかない使い方のコツ

食材が「くっつく」のを防ぐ2つの方法
ステンレスに直接食材を置くとくっつきやすいですが、解決策は簡単です。
クッキングシートを敷く(一番おすすめ)
穴を開けたクッキングシートを敷けば、くっつかず、蒸気も通ります。後片付けもシートを捨てるだけで楽チンです。
野菜(キャベツ・白菜)を敷く
シュウマイなどの下に葉物を敷けば、野菜も一緒に美味しく食べられて一石二鳥です。
万能蒸し器「意外な活用術」5選
蒸し器って、シュウマイや茶碗蒸しだけの道具だと思っていませんか?
実は『家事の時短』と『健康』を叶える最強のほったらかしツールになるんですよ。
1. 煮沸消毒の「カゴ」として使う
- 使い方: ジャムの瓶や保存容器を消毒する際、万能蒸し器をセットした鍋で蒸気消毒します。
- メリット: お湯の中で瓶がガタガタ動かず、取り出すときも蒸し器の持ち手(または菜箸)でヒョイっと持ち上げられるので、熱湯から取り出すより安全で楽チンです。
2. 「ザル」として使い、そのまま鍋へ直行
- 使い方: 野菜を洗うとき、万能蒸し器を「ザル」代わりに使います。洗ったらそのまま水を切り、沸騰したお鍋にポン!と入れるだけ。
- メリット: 洗い物が「ザル1つ」減ります。ブロッコリーやほうれん草など、洗ってすぐ蒸したい時に最高に無駄がない動きができます。
3. 茹で卵ならぬ「蒸し卵」ができる
- 使い方: お湯を沸かす量が少なくて済むので、卵を茹でるより蒸す方が早く、殻も剥きやすくなります。
- メリット: 鍋底に卵が当たって割れるのを防げますし、余ったスペースで同時に野菜(ジャガイモなど)も蒸してしまえば、ポテトサラダの準備が一気に終わります。「同時調理」は時短の王道です!
4. お肉の「脂抜き」でヘルシー下処理
- 使い方: 豚バラ肉や鶏肉を料理に使う前、さっと蒸して余分な脂を落とします。
- メリット: 炒め物や和え物に使う際、カロリーオフになります。お湯で茹でると旨味まで逃げてしまいますが、蒸すことで「旨味キープ」と「脂カット」の両立ができます。60代からの健康管理に刺さるポイントです。
5. 市販のパンや揚げ物の「復活」儀式
- 使い方: 少し日が経って硬くなった食パンや、冷めてシナシナになった天ぷら・フライを短時間蒸します(揚げ物はそのあとトースターで焼くと最強)。
- メリット: 電子レンジだと水分が飛んで硬くなりがちですが、蒸気の力で「焼きたて・揚げたて」のようなふっくら感が蘇ります。「残り物を美味しく食べる」という節約&食品ロス削減の観点でも語れます。
開閉蒸し器で作る!おすすめ蒸し料理レシピ
1. 【メイン】重ねて放置!豚肉と白菜の「うま蒸し」
フライパンで炒めるより油を使わずヘルシー。お肉の脂が野菜に染み込み、驚くほど甘くなります。
- 材料: 豚バラ肉(薄切り)、白菜(またはキャベツ)、もやし、酒少々
- 作り方:
- 万能蒸し器を広げた鍋に、ざく切りにした白菜ともやしを敷き詰める。
- その上に豚肉を重ならないように広げて乗せる。
- お酒をひと回しし、蓋をして中火で約10分蒸すだけ。
- ポン酢やゴマだれで召し上がれ。
- 🌻らく得ポイント: お肉の余分な脂は下の鍋のお湯に落ちるので、カロリーオフ!そのまま食卓に出せば、洗い物も減らせます。
2. 【副菜】冷蔵庫の余り物で!「温野菜のホットサラダ」
茹でると栄養が逃げてしまう野菜も、蒸せば味が濃く、甘くなります。冷蔵庫の掃除(節約)にも最適です。
- 材料: 冷蔵庫にある野菜(ブロッコリー、人参、かぼちゃ、さつまいも、きのこ類など)
- 作り方:
- 野菜をひと口大に切る。(火の通りにくい人参や芋類は小さめに)
- 万能蒸し器に、火の通りにくい野菜から順に入れていく。
- 蓋をして8〜12分ほど、竹串がスッと通るまで蒸す。
- 塩とオリーブオイル、またはマヨネーズ+味噌のディップで。
- 🌻らく得ポイント: 電子レンジだとパサつきがちな根菜類も、蒸気のおかげで「ホクホク・しっとり」に仕上がります。甘みが増すので、調味料も少なくて済み減塩になります。
3. 【おやつ】簡単!「ふかふか蒸しパン」
オーブンを使わず、フライパンとお水だけでできる節約おやつです。
- 材料: ホットケーキミックス(HM) 150g、牛乳 100ml、卵 1個、砂糖 大さじ1、サラダ油 大さじ1
- 作り方:
- 材料を全てボウルで混ぜ合わせる。
- 耐熱のココットやプリンカップ(または紙コップ)に生地を6〜7分目まで入れる。
- 万能蒸し器の上にカップを並べ、蓋をして弱火〜中火で12〜15分蒸す。
- コツ:水滴が落ちないよう、鍋の蓋に布巾を巻くと綺麗に仕上がります!
- 🌻らく得ポイント: 蒸し器で作ると、レンジで作るより時間が経っても固くなりにくく、冷めてもしっとり。朝ごはんの作り置きにもなります。
選び方のポイントとおすすめの万能蒸し器
おすすめは「ステンレス製」
シリコン製もありますが、匂い移りがなく油汚れも落ちやすく、耐久性が高い「ステンレス製」がおすすめです。
食洗機に入れて洗えるものも多く、衛生的です。
取り出しやすい「持ち手(リング)」付きを選ぼう
真ん中にリングや持ち手がついているタイプなら、加熱後も菜箸などでひょいっと持ち上げられます。
▼ 私が使っているおすすめの万能蒸し器はこちらです。
▼ くっつき防止にはこれが必須(クッキングシート)
まとめ:数百円で、蒸し料理のハードルが消える!
「蒸し器がないから…」と諦めていた料理も、これ一つあれば今夜から作れます。
わざわざ高い専用鍋を買わなくても、手持ちのフライパンが最強の蒸し器になりますよ。
電子レンジではパサつきがちな肉まんやシュウマイも、蒸気の力で驚くほどジューシーに生まれ変わります。
野菜の甘みを引き出し、油を使わずヘルシーに仕上がる蒸し料理は、健康を気遣う方にもぴったり。
収納場所も取らず、サッと取り出して使えるこの「万能蒸し器」で、毎日の食卓をちょっと贅沢に楽しんでみてくださいね。














・蒸し器の代用品を探している
・大きな蒸し器は邪魔だと感じている
・蒸し料理が億劫に感じている