
料理中は、コンロから離れられない

煮込み料理は、時間がかかる…
調理中に感じる日頃のお悩み。
実は、炊飯器を活用することで解決できます!
炊飯器はご飯を炊く以外に家事を超ラクにする「裏技」な使い方がたくさんあります。
今回、時短にピッタリな炊飯器のメリット5つと、活用術6つを紹介します。
これを読めばご飯を炊くだけだった炊飯器が「調理」のパートナーへと変わります。家電で済むことは、どんどん任せて時間のゆとりを作っていきましょう。
炊飯器調理がもたらす5つのメリット
炊飯器調理を取り入れるメリットは、手間が減ることだけではありません。
「調理に掛かる時間」や「食費」、「健康な食生活」など多様な角度から見た心配が減ります。
ここで炊飯器を取り入れた調理がもたらす「5つのメリット」を紹介します。
1、「鍋につきっきり」の時間からの解放
ガスやIHでの調理は火加減を見たり吹きこぼれを気にしたりと、体は動かしていなくても「意識」はずっと鍋に向けられていますね。
これが、無意識のうちに心のゆとりを奪っています。炊飯器ならスイッチを押した瞬間から、あなたの意識は料理から離れられます。
お風呂にゆっくり入ったり、読みたかった本を読んだり、あるいは何もしないで休んだりと、「キッチンから離れられなかった時間」から解放されることは、ほったらかし調理がくれるメリットです。
2、市販品に頼らない「食の安心」と「節約」
物価が上がり、食費が気になる昨今。ハムやヨーグルト、お菓子などを毎回買っていませんか?
炊飯器を使えば、安いブロック肉や牛乳といったシンプルな材料から、添加物のない安全な食品を自分で作れます。
「節約のために我慢!」ではなく、「自分で作るから安くて、しかも体に良い!
このサイクルができることで、「経済的な不安」と「健康の不安」を同時に減らすことができます。
3、「がんばらなくても80点の美味しさ」が続く
疲れている日や忙しい日って、慌てたり焦ったりして、料理の失敗だったり、できない自分に落ち込んだりしがちです。
しかし、炊飯器調理ならセンサーで管理されているので誰がいつ作っても「必ず柔らかく、美味しく」仕上がります。
「スイッチさえ押せば、美味しい料理ができる!」この安定感は、毎日の食事作りに対して余裕を生みます。
4、「長時間・安定加熱」がくれる自由
炊飯器調理の最大といえるメリットは、「キッチンを離れても大丈夫」なところです。
火加減の心配や、焦げ付きの不安から解放されることで、調理中でも他の家事をしたり、休憩したりする「時間の自由」が生まれます。
この仕組みを応用することで、ご飯とおかずを一緒に作る「同時調理」もできます。そうなると献立作りの手間も一気に減らすことができます。
5、「温度管理」は炊飯器に任せて
炊飯器は、一定の温度を保つのが得意です。本来なら温度管理が難しいローストビーフや、発酵が必要なヨーグルトなども失敗なく作れます。「手間」のかかる作業が、炊飯器ならスイッチひとつでできるのです。
手作り料理は、「節約」と「食の安全」の2つが同時に手に入ります。毎日使う「味噌」や「納豆」は、買うものだと思っている方も多いのですが、炊飯器を使うことでかんたんに自宅で手作りできます。
炊飯器6つの機能 活用ポイントと実践レシピ
ご飯を炊く以外にできる、具体的な「炊飯器」の6つの機能を紹介します。
1、煮込み料理(火加減不要)
炊飯器の煮込み料理は、かなりおすすめです。なぜなら煮込み料理で一番手間のかかる「火加減の調整」や「つきっきりの鍋の番」から解放されるからです。
鍋だと「最初は強火、次は弱火…」と気を使いますが、炊飯器なら材料を入れて加熱するだけ。
自動で温度管理をしてくれるので、焦げ付きの心配もほとんどありません。
▷ 関連レシピ:放置でトロトロ「煮豚」&「煮込みハンバーグ」の作り方
2、蒸し料理(専用蒸し器不要)
ヘルシーな蒸し料理も、専用の蒸し器は不要です。100円ショップの蒸しカゴや、クッキングシートを使うだけで、炊飯器が蒸し器に早変わりします。
密閉された庫内で蒸気が循環するため、食材の水分を逃さずしっとり仕上がります。
▷ 関連レシピ:紙で包んでポン!「鮭の包み蒸し」&「ふかし芋」の作り方
3、3品同時調理(究極の時短)
ご飯を炊く時の「蒸気」を利用して、おかずも一緒に作ってしまう方法です。
お米の上にお肉や野菜を乗せてスイッチオン。
ご飯が炊けると同時に、メインのおかずと副菜も完成します。忙しい日の献立作りが一気に片付きますよ。
▷ 関連レシピ:ご飯とおかずが同時にできる「鶏の塩蒸し定食」& お魚もふっくら「鮭とポテサラ定食」の作り方
4、発酵(ヨーグルト・味噌)
炊飯器の「保温機能」は、発酵食品作りに最適です。温度管理が難しいヨーグルトやパンの発酵、さらには手作り味噌や納豆まで。一定の温度を保つのが得意な炊飯器なら、失敗なく作ることができます。
▷ 関連レシピ:買うよりお得「天然酵母パン」&「自家製ヨーグルト」の作り方
5、お菓子作り(オーブン不要)
ホットケーキミックスなどを混ぜて、炊飯釜に流し込むだけでできます。オーブンの予熱もケーキ型もいりません。
内釜の丸い形を利用して、厚みのあるふっくらとしたケーキが焼き上がります。
▷ 関連レシピ:混ぜて焼くだけ「ガトーショコラ」&「バナナケーキ」の作り方
6、低温調理(しっとり仕上げ)
パサつきがちな鶏むね肉なども、炊飯器の「保温」機能を使えば、低温でじっくり熱を通すことができます。サラダチキンなどが驚くほど柔らかく仕上がり、作り置きに最適です。
▷ 関連レシピ:保温で放置!しっとり「サラダチキン」の作り方
失敗しない炊飯器選び3選で「ほったらかし家事」を叶える!
「よし、炊飯器調理に挑戦するぞ!」
「炊飯器で調理できるなら、買い替えようかな?」と思っている方!
「ご飯が炊ければいい」ではなく、「ほったらかし調理」で家事を楽にするために、下記3つをチェックして炊飯器を選んでください。
選び方の3つのポイント
1. 「食べ頃」をキープできるか?(予約・保温機能)
ほったらかし調理は「料理の完成」ではなく、「食べたい時に温かいこと」が大切です。作った後に冷めてしまっては、結局レンジで温め直すことになるので手間が減りません。
「予約調理」があったり、長時間保温しても料理がパサつかない機能があるものを選ぶことで、食べ頃のキープができます。
2. 「失敗しない」機能があるか?(専用モード)
普通の炊飯コースでも調理はできますが、火加減が難しく、吹きこぼれや焦げ付きの原因になることもあります。
「煮込み」「発酵」「ケーキ」などの専用ボタンがある機種は、温度管理を機械が自動でやってくれるので、スイッチを押すだけで100%失敗しません。
3. 「調理」に向いているか?(コスパと構造)
おかず作りに関しては、高級炊飯器よりも数千円~1万円台のシンプルな機種(マイコン式など)の方が向いていることが多いです。
理由は、高級機は圧力がかかりすぎて煮崩れすることがあるからです。「高いから良い」ではなく、「調理に必要な機能があるか」で選ぶのが賢い選択です。
炊飯器調理に向いているおすすめ3タイプ
1. コスパ重視!すぐに実践したい方へ
【アイリスオーヤマ (RC-ILシリーズなど)】
価格を抑えながら、「低温調理」や「発酵」の専用メニューを搭載しています。
この記事で紹介したヨーグルト作りや煮込み料理を、専用ボタンですぐに実践できます。「調理用としての2台目」としても最適です。
2. 耐久性と品質重視の方へ
【象印/タイガー/パナソニック (スタンダードモデル)】
保温の精度と持続力が高く、長時間温かさを保てます。
老舗メーカーの温度管理技術により、煮込み料理の仕上がりも安定します。「長く使いたい」という方におすすめです。
3.計量も自動にできる、最新の「全自動炊飯器」
米の計量から水やり、炊飯まで全て自動で行う「全自動炊飯器」も登場しています。
徹底した時短を目指す方は、チェックしてみるのも面白いです。


ご飯を炊くのも、炊飯器にすべてお任せ!
まとめ:炊飯器調理「キッチンにつきっきり」から解放されて、心のゆとりを
今回の炊飯器調理、いかがでしたか?
炊飯器に、調理も任せてしまうことで得られる家事の時短。炊飯器の「機能」や「仕組み」を知り活用することで、家事の時間は劇的に変わります。
これまで、鍋の前で見張っていた時間は、まるごとあなたの「自由時間」になります。
余裕の生まれた時間と、火から解放される安心感を、ぜひ「人生の愉しみ」や「新しい趣味」の時間に使ってください。
それこそが、ここのサイトの目的「道具に頼って賢く生きるらく得ライフ」」の目的です。














働く主婦歴30年以上(4人家族/保育士教諭)
家事・節約・生きがい・働く主婦
無理のない自然体な暮らしを追求し「ほったらかし家事」と「家庭菜園」で手間と出費を軽減